常に新しい作業だと思い続けなければいけないなと
SEになりたい
僕はSEになりたいと高校生のころから決めていました。ITといってもソフトや組み込みなどいろんな技術が使われているので、大学ではいろんなことがやれる制御工学を専攻してロボットを作っていました。大学の研究室のサーバーづくりから運用まで任せていただいたので、サーバー・インフラ系をやりたいと思って就職活動をしていたのですが、
いろんな会社説明会でもサーバーは別の会社に任せているところが多かったんですね。その点、この会社は自前のサーバーを運用しているところに魅力を感じました。希望通り運用部運行グループに配属されて、マルハニチログループで使われているシステムの監視とメンテナンスをして、常に365日動かし続けることを業務としています。
ツールを作って自動化
業務において、どのプログラムをどのタイミングで動かすというのはあらかじめスケジュールしておく必要があります。また開発部からバージョンアップのために移行作業がときどき発生するので、そちらも本番環境に反映する作業をやります。本番環境を扱う部署なので、何かミスをしてしまうと障害が発生してお客様に迷惑をかけてしまいますから、絶対にミスをしないことを心がけています。
そのためにはまず、ある程度はミスをしても挽回できる作業もあるので、それをツールを作って自動化して短縮します。手作業でやると時間がかかってミスの誘発にもつながりますから。そして、ミスをしてはいけない作業にどれだけ時間を費やせるか、確認作業をどれだけ増やせるかを意識しています。
連絡が来ないというのが、何よりやりがいになりますね。
3月や4月の組織改編の時期は、システムが終わった20時以降に移行作業が発生することが多いので、残業が多くなります。まあそれよりも、何かシステムトラブルや障害があった際には時間を問わず電話がかかってきて対応しなければならないこともあります。連絡がなく穏やかに静かに過ごせる月もあるし、夜中に連絡がくることもあり、そこは読めません。
トラブルがない日は自分のやった作業が正しかったということなのですごく嬉しいです。開発と違って、何かリリースしたからやりがいを感じるというより、常日ごろ障害が起きない、連絡が来ないというのが、何よりやりがいになりますね。
だから苦ではないです
失敗できない作業をやるときは緊張で辛いですね。慣れてしまって、「この作業はこうだろう」ってやってしまって失敗したことがあったので、常に新しい作業だと思い続けなければいけないなと。だから家に帰ると、どっと疲れが押し寄せます(笑)。
時間がある時には業務に使える便利なツールを作ったりします。あくまでも自己啓発なのですが、失敗しちゃいけない作業を失敗しないために、時間を確保するためです。自分が作ったものが動くのは楽しくはありますけど、プログラムするのは大変ですからね。でもそれによって失敗しなくなるのはすごく自分にとっても良いことなので、だから苦ではないです。